不妊治療体験記

初めての妊娠!そして産婦人科で告げられた稽留流産

今回は、初めて妊娠し、産婦人科を受診した時の体験談をご紹介したいと思います。

≫≫≫不妊治療を開始!まずはタイミング法からスタートの続きのお話です。

不妊治療をおこなっていた時期は2015年~2018年の間です。

当時のことを思い出しながら書いていますが、結構前のことなので忘れていたり、記憶が間違っていることがあるかもしれません。どうぞご了承ください。

1回目の産婦人科受診

妊娠検査薬で陽性反応が出たため、2015年8月下旬に産婦人科を受診しました。

検査の結果、胎嚢が確認できて妊娠5週目でした!

ちなみに、私はこの時に初めて妊娠初期は葉酸が大切だということを知り、葉酸サプリを購入しました。

ちなみに、この時はネットで口コミが圧倒的に良かったベルタ葉酸サプリを飲んでいました!

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本当は、妊娠前から飲んでおいた方がいいみたいですよ!

夫婦で大喜び!

初めての妊娠で、私も夫も手放しで喜んで浮かれていました。

妊娠5週目で夫の両親にも、私の両親にも妊娠の報告をしました。

両親達も大喜びで、私と夫と義両親の間では「男の子だったらどんな名前がいいかな~?女の子だったら…」とふんわり程度ですが名前の話までしていました。

つわりすら幸せ!

この頃には軽くつわりの症状も出始めていました。炊き立てのご飯の匂いが気持ち悪いとか、使っている洗濯用洗剤の匂いがイヤとかその程度でしたが…。

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“これがつわりか~”と、つわりですら幸せに感じていました。

次の産婦人科の受診は、妊娠7週目に予約を入れていました。最初に受診した妊娠5週目~7週目までの間は、毎日、「早く病院で赤ちゃんの様子が見たいな~」とウキウキ気分で過ごしていました!

2回目の産婦人科受診

2015年9月上旬。妊娠7週目の時に受診し、エコー検査で診てもらいました。

そこで、先生から「心拍が確認出来ない」と言われました。

「…はい?」

私は最初、先生の言っていることが分からなくて、「つまり、どういうこと?」とすぐに理解できませんでした。

「何度確認しても心拍が確認できない…」

「稽留流産の可能性がある…」

そんな先生の話をボーっと聞いていました。

念のため、1週間後(8週目の時)にまたエコー検査をして、それでも心拍が確認できなかったら流産手術をすると言われました。

病院を出た瞬間、即、夫に電話をしました。産婦人科で言われたことを伝えると、「まだ流産だって決まったわけじゃないんだし、次の検診まで待とう」と言われ、1週間後の検診まで待ちました。

“流産なんてしてるわけない”

“赤ちゃんは絶対に生きている!絶対に大丈夫!”

“お願いだから、無事に大きくなっていますように!”

この1週間は、寝ている時以外はずっと流産のことばかり考えてしまって不安でおかしくなりそうでした。

唯一の望みが、つわりの症状がまだあったことです。

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「つわりがあるから、大丈夫!」と何度も自分に言い聞かせていました。

3回目の産婦人科受診

2015年9月中旬、妊娠8週目の時に受診しました。

エコー検査の結果、「やっぱり心拍が確認できない」と言われました。

この1週間、現実逃避していて全く覚悟ができていなかったので、先生の言葉を他人事のような気持ちで聞いていました。

別室で看護師さんから手術の説明を受けている時に、“あ~、手術をしてこの子をお腹から出しちゃうんだ…”と思ったらやっと現実味が帯びてきて、

“赤ちゃんを出したくないな、ずっとお腹の中にいてほしいな”

“この子は私の子なんだから、このままずっとお腹の中にいればいいじゃん”

という気持ちが止まらなくて泣いてしまいました。

この日は、流産手術の説明を聞いて同意書にサインをし、手術の日程を決めて終わりました。

流産と言われた時の私の心境

私の周りでは流産が身近なことではなかったので、「まさか自分が」という感じでした。

現実を受け入れられなくて、

“病院の検査結果が間違えているんじゃないか”

“もしかしたら次の週には心拍が確認できるんじゃないか”

“みんな流産なんてしていないのに、なんで自分ばっかりこんなことになるの”

色々なことが頭の中をぐるぐると回っていました。

流産と言われた時、「人生でこんなに悲しいことがあるのか」と思ったくらい辛くて悲しくて、心が卑屈になってしまう自分がいました。

そして次に、妊娠を喜んでいた夫や両親達への申し訳ない気持ち。「あんなに喜んでくれていたのに、なんて伝えたらいいんだろう?」と…。

マイナスな感情ばかりになるとつい自分を責めてしまいますが、稽留流産のほとんどの原因は染色体異常によるもので、ママが何かしたからなったというわけではありません。

どうか、「自分のせいで…」なんて自分のことを責めないでください。

手術を受け入れられない時はセカンドオピニオンもあり

稽留流産の診断結果を受け入れられない場合や、手術をするか決められない場合はセカンドオピニオンもありだと思います。

私も、診断結果を受け入れられなくて、何かの間違いだと思いたくてセカンドオピニオンを考えました。

他の産婦人科でも診てもらおうかなと迷っていた時に、産婦人科で働いている友達に相談しました。

今の自分の状況と先生に言われたことを伝えて、エコー写真も見てもらった上で、他の産婦人科へ行ったらもしかしたら心拍が確認できたという奇跡があるのかどうかを聞きました。

友達からは、「その奇跡はあまり期待しない方がいい」と言われました。

「自分が納得できないならセカンドオピニオンを受けてもいいと思うよ」とも言われました。

ただ、稽留流産の場合は時間が経つと自然に出てきてしまうことがあるみたいで、その時に大量に出血するケースもあるらしいので、友達はそのことをずっと心配してくれていました。

友達に話したことで、冷静に自分の現状を見ることができ、私は稽留流産、そして流産手術を受け入れることができました。

自分の中でずっとぐるぐると考えていたら、きっと受け入れるのにもっと時間がかかったと思います。人に話を聞いてもらうって大切なことですね!

続きは、≫≫≫流産手術の体験談。手術当日の流れはどんな感じ?へ。