今回は、私が不育症の検査をしようと思ったきっかけや実際におこなった検査項目をご紹介したいと思います。
≫≫≫妊活の気分転換に富士登山へ!の続きのお話です。
不妊治療をおこなっていた時期は2015年~2018年の間です。
当時のことを思い出しながら書いていますが、結構前のことなので忘れていたり、記憶が間違っていることがあるかもしれません。どうぞご了承ください。
不育症とは?
不育症とは、妊娠はするけど流産や死産を2回以上繰り返していて、赤ちゃんを授かれない状態を言います。
不育症についてはまだ分かっていないことが多いため、検査をおこなっても原因が特定できないことも多いそうです。
私って不育症なのかな?
胞状奇胎のhCGがカットオフ値になり、経過観察がこのまま順調にいけば2017年12月頃から不妊治療を再開できるかも!ってなったときに気になったのが「私ってもしかしたら不育症なのかも…?」。
今までに2回の流産と1回の胞状奇胎を経験しているから、不育症の定義には当てはまっているし。
今後、不妊治療を再開したら体外受精で何十万円もかかるのに、もし不育症だったら妊娠できても結局流産しちゃったら意味がないじゃん。
だったら、“妊娠禁止中の今のうちに不育症の検査をして、もしも問題があったら治療をしてから体外受精に挑んだ方が赤ちゃんを授かる確率が上がるし近道じゃないかな!”と思い、不育症の検査をすることにしました。
でも、いざ不育症専門のクリニックを探してみると、かなり少ないんですよね。私は東京の田舎の方に住んでいるのですが、簡単に行ける範囲にはありませんでした。
さらに、家から電車を乗り継いで一時間以上かかる場所に人気の不育症専門クリニックがあったので、そこに不育症検査の予約を入れたら人気すぎてまさかの3ヶ月待ち…。不育症専門のクリニックはただでさえ数が少ないので、1つのクリニックに人が集まっちゃうんでしょうね。
3ヶ月先の予定なんて分からないので、とりあえず一番早く検査ができる日に予約を入れました。
いざ、不育症検査へ!
2017年10月25日、不育症検査をおこないました。
私が検査を受けた不育症専門クリニックは完全予約制なので、待合室の人数も少なく、時間ぴったりに診察&検査をしてもらえました。
診察では、事前に記入した問診票や持参した不妊症検査の結果の資料や流産したときのエコー写真などを見ながら話しをする感じでした。
その後、超音波検査や血液検査をおこないました。
- 血球計算
- PT/aPTT
- フィブリノーゲン
- ループスアンチコアグラント(dRVVT法)
- 抗カルジオリピン-β2GP1複合体抗体IgG
- 抗β2GP1抗体IgG, IgM
- 抗カルジオリピン抗体IgG
- 抗カルジオリピン抗体IgM
- 抗PE抗体IgG
- 抗PE抗体IgM
- 抗フォスファチジルセリン・プロトロンビン複合体抗体 IgG, IgM
- 第Ⅻ因子活性
- アンチトロンビンⅢ
- プロテインC活性
- プロテインS活性
- プロテインS抗原量
- free T4
- TSH
- RPR
- 抗核抗体
- 血小板凝集能
- 抗第Ⅻ因子抗体IgG, IgM
- 抗プロテインS抗体IgG, IgM
- 抗EGF抗体
- 子宮動脈ドップラー検査(超音波検査)
検査はほとんど血液検査で分かるものが多いみたいで、とにかくたくさん血を取られました。私はこの頃は不妊治療でしょっちゅう採血をしていて慣れていたからよかったけど、採血が苦手な人はちょっとびっくりする量かもしれません。
検査結果は3~4週間後ということだったので、予約を入れてこの日は終了しました。時間は大体1時間くらいで終わったと思います。
検査費用はトータルで10万円いかないくらいでした。
不育症検査の助成金について
私が検査をした時代はほとんどの検査が実費で助成もなかったので、すごくお財布が痛かったです。一回でかかる検査費用があまりにも高額なので、お金問題で不育症検査をするか、しないか、めちゃくちゃ悩んだくらいネックでした。
でも、現在は不育症の検査にも助成金が出るようになったみたいなので、金銭面でのハードルが少し下がって検査を受けやすくなっています。
上限5万円の助成金が出るようになったみたいなので、かなり助かりますね!
助成の対象となる条件は、“2回以上の流産もしくは死産の既往があること”などいくつかの条件があったり、助成の対象となる検査も決められています。
自分が条件に当てはまっているかは、厚生労働省または住んでいる地域の自治体のホームページなどを見てみてください。
厚生労働省HPの「不育症検査費用助成事業」はこちら
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