不妊治療体験記

親に不妊治療のことを伝えるタイミングは?

今回は、私達夫婦が不妊治療のことを両方の親に伝えたタイミングや、そのきっかけをご紹介したいと思います。

≫≫≫夫婦で不妊治療専門クリニックを来院!治療開始前にどんな検査をした?の続きのお話です。

我が家の体験談が、不妊治療のことを親に伝えた方がいいのか迷っている方の参考になったら幸いです。

不妊治療をおこなっていた時期は2015年~2018年の間です。

当時のことを思い出しながら書いていますが、結構前のことなので忘れていたり、記憶が間違っていることがあるかもしれません。どうぞご了承ください。

私の親に伝えたタイミングは…

私の両親には、妊活をしていた頃からなかなか授からないことを相談していました。

母もずっと心配してくれていたので、不妊治療に進む時も、不妊の原因が私にあるということが分かった時もさらっと伝えることができ、両親も応援してくれていました。

私に不妊の原因があると分かった検査については、別記事で紹介しています。
≫≫≫不妊検査の結果は?

夫の親に伝えたタイミングは…

夫の両親には、不妊治療専門クリニックを選んでいる時や不妊検査をしている時にはまだ伝えていませんでした。

不妊治療のことを伝えるのってちょっと勇気が入りますよね。

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不妊治療のこと、お義母さんに伝えておいた方がいいかな?

でも、もしかしたら治療を初めてすぐに授かるかもしれないし…。どうしようね。

と、私も夫もタイミングに悩んでいました。

義妹が妊娠

ちょうどそんな時に、お義母さんから夫に「義妹ちゃん(夫の弟のお嫁さん)が今妊娠5ヶ月だから、おめでとうの連絡をしてあげてね!」と連絡がありました。

ちょうど不妊検査の結果、私に不妊の原因があると分かった直後だったので、私は到底祝福する気持ちになれませんでした。

義弟夫婦は結婚してまだ数ヶ月だったので、“私は1年以上妊活をしていても授かれないのに、なんで…”と悔しさや悲しさや羨ましさ、色々なマイナスの感情が渦巻いていました。

夫に泣きながら「今、自分がこんな状態なのになんで“おめでとう”って言わなきゃいけないの!」と八つ当たりすることもありました。

そして、当たった後に、“人の妊娠を素直に喜べないなんて、自分は本当に最低だ”と自己嫌悪に陥ったり…。

そんなことを何度も繰り返していました。

夫が不妊治療のことをお義母さんに伝える

そんな私の気持ちを夫が汲んでくれて、お義母さんに「なかなか赤ちゃんを授かれなくて悩んでいること」、「これから不妊治療を始めようと思っていること」を伝えてくれました。

お義母さんは、夫に「知らなかったから、無神経なことを言ってしまってごめんね」と謝っていましたが、私は何も伝えていなかったこちらの方が悪かったなと思いました。

今になって考えると、お義母さんは100%悪くないのに、私が自分の気持ちをコントロールできないばかりに謝らせてしてまって申し訳なかったです。

義父母の反応

その後、私達が不妊治療を始めることを聞いた義父母は、極力私達にプレッシャーをかけないようにそっとしておいてくれていました。

他人の妊娠が喜べなくても大丈夫!

私は、当時は周りの人の妊娠・出産を心から祝福することが出来なくて、自分の人間性にがっかりしていました。

私自身も赤ちゃんが欲しいと強く思っていた分、余計に妊婦さんやママになっている人が羨ましくて、羨ましくて、羨ましすぎて悔しくなって…。

自分の心の狭さを思い知らされて、何度も

“自分は最低な人間だ”

“なんでこんなに嫌な性格なんだろう”

と責めていました。

でも、今はこの感情は人として当たり前の感情なんだと思えるようになりました。

友達や身近な人の妊娠や出産に素直に「おめでとう」と言えなくても、その状況だったら誰だって祝福の気持ちよりも羨ましさや悔しさが勝ると思います。

絶対にあなたの心が狭いわけではないから、大丈夫!どうか、自分のことを責めないでください。

まとめ

我が家は、周りの妊娠・出産報告で私が精神的に不安定になり始めてしまったため、不妊治療を始める前に両方の親が知っている状態でした。

私の両親も、夫の両親も、不妊治療に肯定的だったので、とてもラクな気持ちで治療を始めることができました。

続きは、≫≫≫不妊治療を開始!まずはタイミング法からスタート