不妊治療体験記

「もう無理…(涙)」妊活と仕事のストレスで退職を決意!

こんにちは。

約3年間の不妊治療を経て、現在は一児の母として子育てに奮闘しているmikuです。

今回は、不妊治療を始める前の、妊活と仕事の狭間で悩んでいた日々のことをお伝えしたいと思います。

不妊治療開始時

<私について>
年齢:29歳
職業:保育士
結婚歴:1年目

<夫について>
年齢:29歳
職業:会社員

私は28歳の時に、1つ年上の夫と結婚しました。

結婚後はすぐに子どもが欲しかったので、保育士として働きながら妊活をしていました。

当時、生理不順も何もなくて健康にも不安がなかった私は、妊活を始めたらすぐに子どもを授かれると本当に甘く考えていました。

妊活がうまくいかなくて落ち込む日々

妊活を始めて最初の3ヶ月くらいまでは、生理がきても「今回もダメだったか~」くらいの軽い気持ちでした。

でも、これが何ヶ月も続くと「え!また生理がきた。なんで!?」とだんだん不安になり始め、半年を過ぎた頃には生理になるたびに落ち込んで泣きそうになっていました。

この頃から排卵検査薬を使い始めました。排卵検査薬は第一類医薬品のため薬剤師さんがいる薬局でしか売っていなくて、買う時も薬剤師さんに声をかけて商品を出してもらわないといけなかったので、初めて買う時はちょっと恥ずかしかったです。

排卵検査薬で排卵日をちゃんと予測しても、それでも毎月くる生理…。

仕事のストレスも重なって、妊活10ヶ月目くらいからはマイナス思考に呑まれてちょっと狂っていたと思います。

この頃、担任をしていたクラスの保護者の中にちょうど妊婦さんが多かったのです。

生理がきて落ち込んでいる時に保護者から妊娠の報告を聞くこともあり、保護者には笑顔で「おめでとうございます!」と言いながらも、心の中では羨ましさや「なんで私には赤ちゃんが来てくれないの?」という思いが出てきてしまい、妊娠報告を素直に喜べなくなっていました。

妊娠はその人にとっては本当に嬉しくておめでたいことなのに…、自分の醜さを思い知らされて、「周りの人の幸せを喜べないなんて、本当に最低な人間だな」と自分への嫌悪感で情緒がおかしくなっていました。

そして、私はその年度が終わった2015年3月いっぱいで退職しました。

会社を辞めた2つの理由

退職の理由は2つありました。

1つ目は、多い時は数週間に1回のペースで妊娠・出産報告を聞くこの環境に心が耐えられなくなったからです。自分がおかしくなる前に逃げました。

そして、2つ目は不妊治療を始めるためです。どちらかと言うと、こっちが主な理由です。

保育士と不妊治療の両立は難しいと実感

保育士は女性が多いので、どうしても狭い世界になってしまいます。私が働いていた保育園もがっつり女性社会でした。

特に、独身の保育士さんが多い保育園だったので、子育てをしながら働いている数名のママ保育士さんは肩身の狭い思いをしていました。

子どもの体調が悪くて有給を取ると翌日冷たい視線を向けられたり、保育時間が終わった後の夜からおこなわれる全体会議に参加できないと無言の圧力をかけられたり。

ママ保育士さんだって自分の子どもを他の保育園に預けて働いているんだから仕方がないのに…。子育て中の人は本当に働きづらい環境だったと思います。

私もクラス担任をしていたので、不妊の検査をしたくても休み自体が取れない状況でした。

そんな子育てに対してあまり理解がない環境の中で「不妊治療を始めたいから、来年度は担任から外してください」や「急きょ半休をもらったり早退することがあるかもしれません」なんて言えるわけがなく…。

不妊治療を始めるとなると、不規則で通院しなければいけないということは分かっていたので、職場の理解がないと両立はとっても難しいと思います。

理解のある職場ならなるべく仕事は続けた方がいい!

私は、色々な要因が重なって退職を選びましたが、不妊治療を続けていくとお金がものすごくかかります。

私は治療が進むにつれて月に平均4~5万円くらいかかっていました。体外受精前は10万円近くいく月もあったし、体外受精自体は1回60~70万円くらいかかりました。

なので、きちんと理解をしてくれるホワイトな職場の場合は、事情を会社に話してなるべく働き続けた方がいいと思いますよ!

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