不妊治療体験記

心拍確認後に心拍停止。ツラすぎる2度目の稽留流産

今回は、心拍確認後に流産した私の体験談をご紹介したいと思います。

≫≫≫2回目の妊娠!初めての心拍確認で感動の続きのお話です。

不妊治療をおこなっていた時期は2015年~2018年の間です。

当時のことを思い出しながら書いていますが、結構前のことなので忘れていたり、記憶が間違っていることがあるかもしれません。どうぞご了承ください。

妊娠7週目

その時は突然やってきました。

妊娠7週目のエコー検査の時に先生から言われた言葉。

先生「心拍が動いていないね」

え!?

“なんで!?先週は動いていたじゃん!チカチカ動いていたよ!!”

信じられないというよりも、その言葉を理解したくありませんでした。

先週まで動いていた心拍が止まってしまったことを告げられた瞬間でした。

念のため、来週にもう一度エコー検査をして、それでも心拍が動いていなかったら流産手術をするという今後の流れを聞き、この日の診察は終了しました。

この日の帰り道は、夫にメールで診察結果を送った以外は何も覚えていません。

次の診察までの間の私の心境

私は一度心拍が確認できたことで安心しきっていたので、まさかの出来事に崖から突き落とされた気分でした。

「赤ちゃんは絶対に生きている!絶対に信じない」という気持ちと、ちょうどこの頃につわりが無くなったので「これが現実か~」という気持ちとで毎日葛藤していました。

ネットで私と同じ状況の人のブログを読みまくっては、もしかしたら次のエコー検査で「やっぱり心拍が動いていた!」という人はいないかと探しまくっていました。

希望と絶望、真逆の感情に揺さぶられすぎて、心が疲れて最後の方は何も考えたくない状態でした。

妊娠8週目

運命のエコー検査の日がやって来ました。

ここで心拍が確認できれば妊娠継続、確認できなかったら流産…。

“どうかお願いします!赤ちゃんの心臓が動いていますように”

心拍の復活を祈りながら、いざエコー検査へ。

結果は、心拍が確認できず、稽留流産と診断されました。

私が通っていた不妊治療専門クリニックでは流産手術はおこなっていないので、先生から提携している産婦人科を紹介してもらいました。

先生に紹介状を書いてもらっている間、待合室で座っていると、泣きたくなんてないのについ泣いてしまいました。

“なんで心臓が止まっちゃったの?”

“何がダメだったの?”

“なんでこんなことになるの?なんで…”

一度涙が出ると止まらなくなってしまいました。

miku

他の人がいる場所では泣きたくなかったな~。

看護師さんがティッシュを持って来てくれて、お会計で名前を呼ばれるまでの間ずっと横に座って「大丈夫だから」と励ましてくれていました。

流産手術をおこなう産婦人科へ

不妊治療専門クリニックの先生から、「流産手術をおこなう産婦人科には連絡を入れてあるから、この後すぐに行くように」と言われたので、クリニックを出た足でそのまま産婦人科へ向かいました。

産婦人科の待合室にはやっぱり妊婦さんがたくさんいて、今の私にはツラすぎる…。

“お腹が大きいな。いいな。幸せなんだろうな。羨ましいな~”

“それに比べて、私はなんて出来損ないな人間なんだろう”

妊婦さんを見るとついそんな卑屈なことや、

“私は赤ちゃんが亡くなったのに、なんであの人は普通に妊娠してるの!”

という最低な嫉妬心をどうしても抱いてしまうので、周りを見ないように待合室に置いてあった雑誌をひたすら集中して読んでいました。

診察では、先生がクリニックからFAXで送られてきたカルテを見ながら状況を確認して、エコー検査をおこない、2日後に流産手術をすることが決定しました。

miku

スピーディーに色々なことが決まっていくので、覚悟を決める時間もありませんでした。

続きは、≫≫≫【日帰り】2度目の流産手術。当日はどんな流れ?へ。