今回は、私が体験した日帰りの流産手術の流れをご紹介したいと思います。
≫≫≫心拍確認後に心拍停止。ツラすぎる2度目の稽留流産の続きのお話です。
不妊治療をおこなっていた時期は2015年~2018年の間です。
当時のことを思い出しながら書いていますが、結構前のことなので忘れていたり、記憶が間違っていることがあるかもしれません。どうぞご了承ください。
流産手術のお迎え問題
流産手術を受ける産婦人科は、我が家から電車で30分くらいかかる場所だったので、先生から「帰りは必ず誰かに付き添いをお願いしてください」と言われていました。理由は、術後はめまいやふらつきが残る場合があるため、一人で帰るのは危険だからだそうです。
でも、手術日は稽留流産が確定した日から2日後…。しかも平日だったので、夫は仕事を休むことができませんでした。
私の両親は遠方なのでお願いできない。
そこで、近所に住んでいるお義母さんにお願いすることにしました。
今回の妊娠は私と夫以外は誰も知らない状態だったので、お義母さんに現状を伝えて手術後の帰りのお迎えをお願いしたところ、仕事の時間を調整して迎えに来てくれることになりました。
私はラッキーなことに周りに頼れる人がいたから良かったけど、もし迎えに来れる人が誰もいなかったら、本当にどうしていたんだろう…。タクシーとかで帰るしかなかったのかな。“料金めっちゃかかりそう”とか余計なことを考えちゃいそうだな。
妊娠を黙っていたのに怒るでもなく、「仕事は何とかするから大丈夫!」と快く引き受けてくれたお義母さんには今でも感謝しかありません。
【日帰り】流産手術~帰宅までの流れ
流産手術は2016年7月、妊娠8週目の時でした。
- 生理用ショーツ
- 夜用のナプキン3枚くらい
- 同意書
また、別記事で私が体験した1泊2日の流産手術の流れを紹介しています。よかったらこちらもご覧ください。
≫≫≫【1泊2日】流産手術の体験談。手術当日の流れはどんな感じ?
午前9時30分、産婦人科へ
当日の朝は絶食と言われていたので、何も食べずに病院へ行きました。
病院に着いてまず、看護師さんに持参した生理用ショーツと夜用のナプキンを渡しました。
診察室でエコー検査をおこない赤ちゃんの最終確認をし、この時点でも心拍がなかったため子宮口を開く前処置をしました。
その後、回復室で手術着に着替えて、ベットに横になりながら看護師さんからの指示があるまで待ちました。
流産手術は2度目でこの後の流れも大体分かっていたので、今回は当日も結構落ち着いた気持ちで過ごしていました。
13時、流産手術
お昼頃から点滴が始まりました。
手術前にトイレに行っておくように言われたので、トイレに行き、その後、手術室へ。
麻酔は点滴に入れる静脈麻酔でした。
手術台に横になってからは、
“赤ちゃん、ごめんね。せっかくお腹の中に来てくれたのに、本当にごめんね”
とずっと謝っていました。
看護師さんが「麻酔を入れますね。1~、2~、3~…」と数えている内にフッと記憶がなくなり、次に目が覚めた時には回復室のベットの上でした。
手術自体は10分くらいで終わったそうです。
16時、目が覚める
看護師さんは目が覚める時間が大体分かっているようで、ちょうど目が覚めたタイミングで様子を見に来てくれました。
看護師さんに体調を聞かれた後は、水を飲んだり、スマホを見ながらベットで横になっていました。
お腹の痛みなどは全くありませんでした。
16時半、内診
術後の子宮の確認で、エコー検査をしました。
私は、空っぽになった子宮をただただ無の感情で見ていました。思考停止。ただただ画面を見つめているだけ。
1度目の流産の時は心が潰れそうになるくらい悲しかったのですが、今回は自分の心を守るために無意識に心を動かさないようにしていたのだと思います。
17時、帰宅
17時にお義母さんが車で迎えに来てくれました。
その後、子宮収縮剤と抗生剤をもらい、お会計を済まして、1週間後に診察の予約を入れて帰宅しました。
お義母さんは私が朝から何も食べていないことを知っていたので、帰り途中にドトールに寄ってくれました。
この時に食べたミラノサンドAとアップルパイとアイスカフェモカ(めっちゃ食べてる(笑))の味は今でも忘れられません。
手術後は…
術後は2~3日は自宅で安静に過ごすように言われたので、1日目はずっと寝て過ごしていました。
2日目は主にゴロゴロしながら、時々洗濯や料理をして過ごしていました。
時間があると、
“私のせいで、ちゃんと産んであげられなくてごめんね”
“他の人はみんな妊娠したら出産してるのに、なんで私ばっかり流産するんだろう?”
“私はもう母親になれないのかな?”
“もし、今自分に赤ちゃんがいたらどんな生活をしているんだろう。この手で赤ちゃんを抱っこしたいな。どれだけ腕が痛くなっても一日中抱っこできるよ”
など、自分を責めたり無意味なことを考えたりしてしまうので、3日目からは歩いてスーパーへ行ったり、家事をしたりと普段の生活に戻りました。
動いている方が余計なことを考えなくて済むのでラクでした。
流産手術の1週間後に経過観察で病院へ行きました。診察の結果、経過も順調でした。
次の生理は手術から大体1ヵ月後には来ました。
保険は大事!
私は女性保険に加入していたので、手術にかかた費用にプラスで数万円戻ってきました。
生活をしていく上で、お金はとても大切です。私にとっては、今後も不妊治療を続けていくつもりなので、少しでもお金があるに越したことはありません。
女性保険に入っている方は、面倒くさがらずにしっかりと手続きをしましょう!
続きは、≫≫≫2度目の流産後、夫がうつ病になりました。へ。