今回は、体外受精にステップアップすることを決めた時の心境や決め手をご紹介したいと思います。
≫≫≫仕事探しを開始!私はこうして不妊治療と仕事を両立させましたの続きのお話です。
不妊治療をおこなっていた時期は2015年~2018年の間です。
当時のことを思い出しながら書いていますが、結構前のことなので忘れていたり、記憶が間違っていることがあるかもしれません。どうぞご了承ください。
2017年4月 不妊治療を再開!
2016年9月に診断された夫のうつ病の症状が落ち着いてきたので、2017年4月に再び不妊治療を始めました。
再開後は、以前と同じように自己注射によるタイミング法から始めました。生理5日目頃から排卵前まで自分でお腹に注射をする日々…。
もうすっかり注射も手慣れたものになっていました(笑)
自己注射によるタイミング法を2周期続けましたが、結局妊娠しませんでした。
この辺りで、先生から人工授精や体外受精の話が出てきました。
人工授精と体外受精の違い
人工授精とは?
人工授精は、排卵の時期にパートナーの精子を子宮内に注入する方法です。その後の受精から妊娠までは自然妊娠と同じ過程です。
かなり自然妊娠に近い方法ですね!
費用も体外受精と比べると安くて、1回の相場は約3万円くらいです。
2022年3月までは全額自己負担でしたが、2022年4月から不妊治療も保険適用になったので人工授精も3割負担になりました。
体外受精とは?
体外受精は、採卵手術で排卵直前の卵子を体内から取り出して体外でパートナーの精子と受精させ、できた受精卵を子宮に戻して着床を促す方法です。
体外受精はタイミング法や人工授精と比べると妊娠率が高くなります!
体外受精は人工授精などの他の治療と比べると妊娠率が高くなります!
その分、費用も高くなり、体外受精1回の平均が約50万円です。それにプラスして、術前の検査や採血、薬剤などのお金が別途でかかってきます。
体外受精も2022年3月までは全額自己負担だったので国や自治体で助成金などがありましたが、2022年4月からは体外受精も保険適用で3割負担になりました。
体外受精へのステップアップを決断
私達夫婦は、人工授精はすっ飛ばして体外受精をすることを選びました。
- 周りの後押し
- 夫のうつ病
- クリニック自体が性交不能等でない限り人工授精はすすめない方針だったため
理由①周りの後押し
1つ目の理由は、周りの後押しがあったからです。
特に私の母は体外受精賛成派で、むしろ母から体外受精をすすめてきていました。
母と会うといつも「もう体外受精をしたら?」と言ってきていました(笑)
あと、周りで体外受精をして子どもを授かった友達が何人かいて、みんな「お金はかかったけど、体外受精のお陰で今こうやって赤ちゃんを抱っこできているからやって良かった!」と同じことを言っていたので、私も早く体外受精に進みたかったというのも大きかったです。
理由②夫のうつ病
夫のうつ病も、この先の夫婦の人生を考える上で外せない点でした。
症状は良くなったといっても、不妊治療を続けている間はずっと気持ちの浮き沈みや不安が付きまといます。
夫のうつ病のことを考えたら少しでも早く不妊治療を終わらせたいと思いもあり、人工授精よりも妊娠率が高い体外受精を選びました。
理由③クリニック自体が性交不能等でない限り人工授精はすすめない方針だったため
我が家が通っていた不妊治療専門クリニックは、性交不能等でない限り人工授精はすすめない方針のクリニックでした。
こちらが希望すればおこなってくれますが、理由①②のこともあり私達は体外受精にステップアップすることにしました。
体外受精の説明会へ
自己注射によるタイミング法を再開してから2ヵ月後の2017年6月上旬、我が家が通っていた不妊治療専門クリニックで開催していた体外受精の説明会に参加しました。
このクリニックでは、体外受精を始める前に必ず夫婦で説明会に参加しないといけないという決まりがありました。
説明会では、クリニックの体外受精の成功率などの実績や治療の進め方、使用する薬の説明(副作用や安全性)などを聞きました。
説明を聞いて私も夫も納得ができたので、このままこのクリニックで体外受精をしようと決めました。
体外受精はお金の面はもちろん、身体面でも大きく負担がかかります。不妊治療専門クリニックでは説明会を実施しているところが多いみたいなので、通っているクリニックで説明会をおこなっている場合はぜひ参加してみてください。
後々後悔しないためにも、自分達でしっかりと納得した上で“ステップアップするか”、また“このクリニックでいいのか”などを検討する材料にしてください。
続きは、≫≫≫体外受精に向けてロング法を開始!へ。